四国フライトエリア+ 視察レポート

こんにちは!11月に四国、静岡県、栃木県の各フライトエリアに行ってました。
今回は、各地のフライトエリアやスクールを視察するためスケジュールを決めずに約4,800㎞の一人旅でした。

各エリアのレポートを写真付きでご紹介します!

四国エリア

1. 水の丸テイクオフ(吉野川エリア

最初に訪れたフライトエリアは、水の丸テイクオフ。
香川県の山間に吉野川が流れるこのエリアは、高度差1,000m、ランディングまで6㎞、ぶっ飛びでも15分、テイクオフまで車で約50分!
テイクオフは南風以外は出れそうな地形。
偶然、静岡県丹那のイクスさんと合流できました。
山に囲まれる地形のため標高1,000m超の山頂でもグラハンできる穏やかな風は驚きです。

水の丸では計3日間飛びましたが、フライト1・2日目はテイクオフより雲底が低く、7~800mを彷徨ってましたが、3日目にしてようやくトップアウトして雲底に、最高高度1,392m。

2. 双海エリア

3日目に訪れた愛媛県の双海エリアは、海岸線に近く砂浜にランディングします。高度差は約800m。
この日はテイクオフに到着すると雲に隠れてしまい小雨も降り出し、結局ノーフライト。

翌々日、九州から移動したN島氏と合流し、再訪問。
この日も雲低く、ランディングする砂浜が見え隠れする中テイクオフ、海風を感じるリラックスフライトを2本楽しみました。

3. 妙見山

3年前に造成された新エリアの妙見山は、高度差430m。
当日は、冬型気圧配置により四国全体が強い北風の中、高知県安芸市だけは風が淀み、南風の良いコンディションでした
安芸市の海を眺めながらのサーマルソアリング。

最初は他機より高い位置にいましたが、サーマルを上手く乗り継げず残念ながら早めのランディング。
N島さんはサーマルを上手く捉え続け、見えなくなる程に山奥へ飛んで行きました。

ランディング近くには、三菱創業者である岩崎弥太郎の生家がありました。

4. 高岡エリア

四国ツアー最後の訪問地、高知県土佐市にある高岡エリアは高度差460m。少し遠くに土佐湾、山と海と平野部が上手く存在する地形は山も沖もサーマルが発生し、かなり広い範囲で飛べるエリアだそうです。『極論、四国は高岡だけで良い』と聞いていたので最も期待していたフライトエリアです。

南国土佐の朝は割と寒く、地元の方も真冬ようだと言ってましたが、芝生の綺麗な広いテイクオフに到着する頃には暖かくなり、サーマルが出始めたことを確認してからテイクオフ。ここでは度々トンビが近くを飛び回り、風を案内してもらいながら飛ぶことができ最高高度は1,026m。

ランディングする仁淀川は、まだ手付かずの自然が残り、水が綺麗、大小の鳥たちが沢山飛んでおり、11月でも南国の雰囲気を感じられる素敵なフライトエリアでした。

高岡エリアのテイクオフ

静岡県

七曲エリア

四国からの帰路、知人からお誘いを頂き、静岡県にある七曲エリアに行きました。ここは複雑な地形と風の変化が多い山岳エリア。高度差は800m、少し離れて富士山が見えます。

冬型の気圧配置の中、朝霧さえ飛べない週末に集まったビジターの数は63名!
宮田校長によるブリーフィングでは当日のコンディションが解説され予想される雲底高度は2,000m超!

海からバレーウィンドが入る昼頃には、予想通り雲底が高くなり最高高度2,018m!
谷渡りして更に山奥へと、かなり自由に七曲エリアを楽しむことができた1日でした。

晩秋の七曲エリア、最高高度2018m!

栃木県

大平山エリア

栃木県の大平山は、関東平野が一望に広がり、遠くに富士山が見えます。高度差約400m

テイクオフまでモノラックが整備され、フライト中は常に風向風速が無線に流れる設備など、関東在住の本格派パイロット達が集まる会員制フライトエリア。
逆転層が蓋をした2日間でしたが、多くのパラグライダーと飛ぶことでセンタリング練習や上昇風のタイミングを観察することができました。

御一人様ツアーを振り返って

今回、N島氏やイクスメンバーと合流できたことは大変に有難く、天候に合わせ各エリアに段取りをして頂き、とてもスムースにビジターとしてフライトすることができました。
途中、ゴルフや旧友に会ったりと、あっという間の20日間でしたが、訪問を予定していた各エリアの立地や条件、スクールやクラブの考え方や運営、雰囲気を確かめることができました。
また、気圧配置による風が淀む地域やバレーウィンドなど、各エリアに特有の地形や局地風があり、それらを考慮してソアリングを楽しめるコンディションを理解する考え方は、とても参考になりました。

来年11月は皆様をご案内したいと思います♪

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